歴史の証言から学ぶべきこと(7)

4月 16th, 2010

昭和20年4月5日の記述。原文のまま記載する。

四月五日 有賀艦長より 菊水水上特攻隊として 四月六日に片道燃料で沖縄へ十隻で出撃するとの命、下る。いよいよ最後の時が来たと云ふ感じ 死ぬ事は恐れないが、沖縄まで行けないだろう、途中で沈められるであろう…続く。

ゼロ戦が片道燃料で飛び立ち、体当たり先方で相手を玉砕する、所謂特攻。海軍においてもこのような特攻部隊があったことを私ははじめて知った。
目的は戦争に勝つこと。その目的が叶わなくなったとき、死を予感しながら役務を全うできる心情は、現代に生きる人間には想像できないかもしれない。事実、私には何やら小説のようにしか思えない。
この時代特有の文化や慣習、そして後戻りできない激しい精神を築き上げた当時の日本の国家教育に、今更疑問を唱えるつもりはないが、あまりにも酷すぎて背筋が凍る。
自分にも愚息が2人居るが、置き換えて考えることすら怖い、正直怖い。この戦争に、自らの愛息を送り出した当時の親御さんの思いを思うとき、また、本心を言うことすら許されず、万歳三唱で送り出した親御さんの思いに、この世の地獄を感じる。

歴史の証言から学ぶべきこと(8)へ続く・・・

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